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関西国際空港でキャッシュレス決済機能付きショーケースを用いた物販の実証実験を実施

2020.01.29

アリペイジャパン、関西エアポート及びパナソニックは、1月24日から30日まで、関西国際空港第1ターミナルビルの国際線ゲートエリア内で、キャッシュレス決済機能付きショーケースを用いた物販の実証実験を実施する。

訪日外国人旅行客数の増加に伴い、関西国際空港の利用者数も過去最高を記録するペースで急伸している。中でも中国からの旅客数は非常に多く、国際線ゲートエリアの店舗では、混雑によって買い物に想定以上の時間を要する場合がある。関西国際空港では、これまでにもキャッシュレス決済導入による店舗の混雑緩和など、ストレスフリーなショッピング環境の提供に取り組んできた。

今回の実証実験では、中国の主要決済サービスのひとつであるアリペイのQRコード決済に対応したパナソニック製ショーケースを使用。インナーボックスタイプと画像認識タイプの2種各2台を、関西国際空港の国際線ゲートエリア内に試験的に設置し、特に中国人旅行客に人気のある日本の菓子を販売する。中国人旅客数が増える春節期間中に実施することで、キャッシュレスでお土産を購入できる利便性、無人店舗としての運用性や省力化の実現、ショーケースの性能や操作性などについて検証を行う。

また今回、ショーケースで商品を購入すると10%オフになるキャンペーンも合わせて実施する。このショーケースは冷蔵機能も搭載しており、冷蔵保管が必要な商品での実証実験についても今後検討していく予定としている。

(やまとごころ編集部)

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