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東京在住者のGo Toトラベルと旅行意欲を調査、豪華な部屋食や露天風呂付きの部屋など上質志向に

2020.11.25

店舗集客向けのコンテンツマーケティングを提供する全研本社株式会社は、「Go Toトラベルと旅行意欲」に関する実態をまとめた資料を公開した。10月下旬に、インターネットで東京在住の111名を対象に行ったアンケート調査によると、「新型コロナ流行前と現在と比べて旅行に行きたい気持ちはどう変化しましたか」という質問に対し「非常に高まった」と答えた人が9.1%、「高まった」が24.3%で、全体の33.4%で旅行に行きたい気持ちが高まっていることがわかった。「Go Toトラベルを使い、既にホテル・旅館などの宿泊施設を利用したかどうか」を質問すると、「利用した」が25.2%(28名)「利用していない」が74.8%(83名)だった。

利用した28名に、旅行内容について質問したところ、普段より高級な宿泊施設を選ぶ傾向があり、キャンペーン適用前の宿泊料金が2万円以上(1名/泊)の部屋の利用者が、7%増えていた。また、消費動向については「食事を贅沢にした」と回答した人が39.3%と最も多く、96.4%の人が「Go Toトラベルをきっかけに今後も旅行をし続けたい」と答えている。

一方、Go Toトラベルをまだ利用していない83名(74.8%)には、「これからGo Toトラベルを利用して旅行したいと思うか」を質問すると、「すでに利用予定がある」という回答者が6.0%、「非常に思う」が18.1%「やや思う」が25.3%と、43.4%の人が利用したいと思っている一方、「あまり思わない」は27.7%で、「全く思わない」が22.9%と、キャンペーン利用に消極的な人が半数を超えていた。利用予定がある、もしくは利用したいと回答した人に、「Go Toトラベルを利用し、どのようなホテル・旅館に泊まりたいですか?(複数回答)」とたずねたところ、露天風呂付き客室、高級な部屋、豪華な部屋食への関心度が高かった。

実態調査から、東京都在住者のGo Toトラベル利用者は、今後の旅行意欲も高く、未利用者の声からは、キャンペーンを使った上質な客室体験を望む傾向がみられる。この需要をふまえて、自社サービスの良さが伝わるマーケティング戦略を見直していけば、質のよいリピーターの獲得に繋がっていくと、全研本社は分析している。