★インバウンド強化のJNTO、本格導入するデジタルマーケティング4つの柱
2017.10.13
JNTO(日本政府観光局)は、デジタルテクノロジーを活用した海外への情報発信や、訪日インバウンドにおけるデジタルプロモーションの促進を目的に、デジタルマーケティングの専門部署を新設し、同領域への取り組みを一層強化すると発表した。
具体的な取り組みとして、次の4つの柱を掲げている。
1) グローバルウェブサイトを抜本的に再構築し、スマートフォン向けアプリ「Japan Official Travel App」や、Instagramグローバルアカウント「@visitjapanjp」などと共に多様な情報発信チャンネルを活用することで、訪日客への情報発信を強化し、訪日需要の喚起を図る。
2) JNTOが所有するデータの分析を強化し、専門部署を設けて一元的にデータの収集・管理・分析を行うことで、JNTO全体でのデータ活用の強化を目指す。
3) JNTOが所有する内部データの収集・分析の強化だけでなく、ビッグデータを保有するグローバルな外部事業者と連携を進め、潜在的な訪日ターゲット層へのアプローチを行う。
4) 広告やキャンペーンなど、各種プロモーションの決定に際し、内部および外部データを有効に活用することでプロモーション効果を上げ、実施結果の定量的な把握や、分析結果に基づく改善を強化する。
JNTOはこうした戦略を進め、デジタルマーケティングに関する手法やノウハウを組織内で横断的に共有・活用することで、情報発信やデータに基づくマーケティングをより一層強化していくという。
(やまとごころ編集部)