インバウンド特集レポート

第69回 2017.12.23

『【2017年】 やまとごころ インバウンドニュース・アクセスランキングTOP10』

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2017年も残りわずか。今年もインバウンド業界では多種多様なニュースがありました。日々、日本全国のインバウンドニュースを皆様のもとへとお届けしているポータルサイト「やまとごころ.jp」で、読者の皆様の関心が高く、アクセスの多かったニュースは?!『2017年 やまとごころ インバウンドニュース・アクセスランキング』を発表します!
※ランキング下の記事タイトルから、各記事にアクセスできるようになっています。

 

1位
観光庁、通訳ガイド自由化に向け、国家資格「通訳案内士」の在り方を検討 
訪日客増加で通訳ガイド自由化 2018年1月4日施行
堂々の1位を獲得したのは、2018年1月4日より施行される『通訳案内士法改正』のニュース(それぞれ1、2位につけましたが、まとめて1位にしました)。先日開催された、観光庁の方をお招きした「やまとごころ勉強会」でも非常に多かったのが、通訳案内士法改正に関連する質問でした。
急増する訪日外国人観光客に対応すべく進められた今回の法改正。「これまで国家資格を持つ通訳案内士しかできなかった通訳ガイドが、無資格でも可能になることで、通訳案内士の価値がなくなるのでは」という懸念の声もある一方で、国家資格である通訳案内士を名称独占とすることで差別化を図り、通訳案内士の価値を高めることを狙っての法改正です。

 

2位
民泊新法は来年6月15日に施行。自治体への民泊サービス規定基準も決定 
今や訪日外国人観光客の1割前後が利用しているとされる民泊を、適切な規制のもとでのサービスとするために施行される『住宅宿泊事業法』。年間の営業日数の上限を180日と定めているものの、地域の実情を反映させる仕組みとしたため、週末の稼働のみ認める、住宅地では認めないなど、自治体ごとに様々な規制が出てきそうです。そのような自治体の対応の違いについては、近々特集でお届けする予定です。

 

3位
トリップアドバイザー「外国人に人気の日本のホテルと旅館2017」発表。初の1位に輝いたのは!? 
トリップアドバイザーが初めて発表した「外国人に人気の日本のホテルと旅館2017」。ホテル部門で1位に選ばれたのは、関連する書籍が数多く出版される、世界的に有名なホテルでした。ホテル部門のランキングでは、外資系のホテルが多く名を連ねる中、日本ならではの文化が体験できる「旅館」に関しても、外国人の注目を集めています。

 

4位
台湾人の訪日旅行先、検索上昇率ランキングで岡山が1位!
この記事のタイトルに目を奪われ、思わずクリックした方も多かったのではないでしょうか。なぜ台湾の方が「岡山」を検索しているのか…。周辺地域との連携や交通の便など、岡山の人気には、理由がありました!詳しくは記事をご覧ください。

 

5位       
トリップアドバイザー「無料観光スポット」ランキングを発表。気になる1位は!?
今回が第7回目の発表となるトリップアドバイザーの「無料観光スポット」ランキング。トップ10のうち3施設、トップ20まで広げると実に9施設が初登場となりました。クチコミには人を呼ぶ力があります。「無料でこんな体験ができる!」という感動が、次の人気観光スポット誕生のきっかけになっています。


6位

ナイトアクティビティの人気急上昇! 外国人に人気の日本の観光スポットBEST30を発表
「日本の夜はつまらない」…残念ながら、外国人観光客から度々聞かれる意見です。せっかく旅行で来たからには、夜遅くまで目一杯、日本を味わいつくしたいと思っている外国人観光客も多くいます。そのエリアに泊まりたくなるようなナイトアクティビティを設けることは、お金が落ちることにも繋がります。
先日も自民党の「時間市場創出推進議員連盟」が、夜遊びの活性化が5兆円の経済効果が見込めるとの試算を出しました。新しい市場、ナイトアクティビティに関心が高まっています。

関連記事:
日本の夜はつまらない——夜遊び活性化で経済効果5兆円?!

 

7位
★観光庁、来年の旅行業法改正を前に説明会実施。ランドオペレーター登録を義務付け 
2016年に起きた軽井沢スキーバス事故をきっかけに、ランドオペレーターなどへの規制の在り方を見直した旅行業法改正。一部のランドオペレーターが行っている、運送業者との下限割れ運賃での契約、キックバックを前提とした免税店等への連れ回し、高額な商品の勧誘などを是正することを目的とした法改正です。
2018年1月4日以降、ランドオペレーターの業務を行うには各都道府県で登録が必要となり、契約終結時の書面の交付の義務化も求められるなど、安全と質の担保のために必要な取り組みが始まります。

 

8位
SNS
投稿から見えた訪日旅行の不満、ネガティブ投稿トップは「公共交通」、料金の高さや移動の難しさなど
日本を訪れた外国人観光客の方は、どのようなことを不満に感じているのでしょうか。そのトップは「公共交通」に関するものでした。外国語のサインも増えてきたとはいえ、外国人観光客の方が不便に感じるシーンは、多く存在します。アンケートから分かった外国人観光客の不満の解消に向けて、官民一体の取り組みが促進されることが期待されます。

 

9位
★中国が訪日団体旅行を制限 — 資本流出を警戒か
9月に、インバウンド業界を震撼させたニュースの一つです。福建省などの地方都市で、観光当局が地元の旅行会社に対して、訪日団体旅行の取扱いを減らすように指導。 —その情報ばかりが一人歩きし、中国国内の実情はなかなか見えてこず、中国をターゲットとして施策に取り組むインバウンド担当者の方は、不安を感じたかもしれません。
本件について、現地の中国旅行会社とも太いパイプを持つフレンドリージャパンの近藤氏は、現地旅行会社は日本での報道ほど深刻な事態とは受けとっておらず一時的な措置であるとの見解を示しました。

関連記事:
「訪日観光団体ツアーの制限要請」中国国内の反応は?  現地旅行会社に太いパイプをもつキーマンに実情をきく

 

10位
★訪日外国人に人気の商品ランキング発表、売れてるアイテムの共通点はロフト
全国24店舗に免税カウンターを設置し、免税件数も順調に伸びているロフトが発表した「訪日外国人に人気の商品ランキング」。1位には、パッケージデザインが印象的なフェイスマスクがランクイン。人気商品に共通して言えることは、旅行のお土産として友人たちに配れそうな小型で軽量という点です。

番外編:
★訪日タイ人女性、保険未加入で治療費1800万円

★2017年訪日客数過去最高、2016年の2404万人を突破!!【速報】

トップ10にはランクインしなかったものの、アクセスの多かった記事の中で、印象的だったのが上記の2つの記事でした。
訪日外国人観光客の中には、旅行保険に加入せずに旅行に来ている方も多数いると見られており、旅行中、急に具合が悪くなり病院へかかる際の治療費の支払いが問題となるケースが表面化したのが今年でした。
そして、11月にはこれまで最高だった訪日客数2404万人を突破!年末までに2800万人を超えると見込まれています。

さて、2018年はどんな一年になるでしょう。ますます増えてくる訪日外国人観光客に比例して、インバウンド業界もより一層活気づいていくことでしょう。やまとごころでは、来年もより一層役立つニュースを配信してまいります。

2018年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

(やまとごころ編集部)

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